Photo credit: simo m. via Visualhunt / CC BY-NC-SA
灯りのない部屋
小さな隙間から
月の光が射しこむ
夜が来るたび
僕は待った
美しい光を
気がつくと
苦い夢は消えて
僕は扉を開けた
感じるよ
川のせせらぎ
生き物の匂い
白い月
君は僕を見る
もう随分と前から
見ていたのかい
君はなんて美しい
月の光に咲く花
僕はもう
君のものだ
指がほんの僅か動いて
僕に知らせる
わたしはあなた
あなたはわたし
僕は頷く
終わらぬ時を
雫にのせて
わたしはあなた
あなたはわたし