彼らが
神の土地に境界を引き
油で唇を濡らし
身体を沸騰させて
偽物の愛を交わしている時も
そして君が
ほんの少しの間
晴れ渡った空の下に
揺れる草はらとともに
永遠を
完璧な世界を
胸の底に刻む時も
その羽根はまわっている
とても巨大で
とても正確で
とても清潔に見えるが
穢れ切っている
未来という名の滅びを予言し
笑顔で握手を求めてくるその手には
しっかりと隠されている
二度と抜くことのできない棘が
海は澄んでいて
風は変わらず頬を優しく撫でる
光が心の波に反射して
こう呟かせる
すべて大丈夫だと
ただ羽根はまわっている
どんな時も休まず
その轟音で
貧しい食事の音など掻き消される
僕の喉も
血を流して音を失うだろう
だが僕は叫び続けるだろう
僕は君と僕の名の下に
こう叫ぶ
Fuck You !