Photo credit: nubui on Visualhunt
ほんとうのことはだれもしらない
ほんとうのことをだれにもいわない
そうやってぼくはたえてきた
それほどのものだというかくごは
ほんとうはまだなかったけれど
へいきなふりをしてたえてきた
ぼくはうそをつかなかったし
ずるいこともしなかった
せいじつにふるまったけど
ひとをきずつけたことはみとめる
だからしあわせをのぞまなかったし
おめいをきせられてもだまっていた
なんとかだいじなものをきめて
それいがいのものはだいじにしなかった
だからひとをかなしませたし
ほんとうはぼくもかなしかった
じかんがすぎればとりかえしはつかない
ぼくはまるでいしころみたいだ
よのなかはそうたんじゅんじゃないって
ずいぶんいわれたきがするけれど
だからってぼくがうそをついたり
ずるいことをするりゆうにはならない
だからぼくはこうかいはしないことにする
ほんとうはこうかいしていたとしてもね
ほんとうのぼくは
ようきでたのしいにんげんなんだよ
ほんとうはやつらとかたをくんでもいい
それくらいおだやかなのさ
でももうこうなってしまったら
いまさらどうしようもなりはしない
だけどきみだけはとくべつなんだ
だってきみといっしょのぼくは
よくわらうしよくたべるだろう
ぼくはいつもきみをまちわびてるし
いつだってきみのことをかんがえてる
きみだけはねとくべつだよ
ぼくがいなくなるまえに
ほんとうのことをきみにはなすよ
きみにだけね