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欲しい

欲しい

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Photo credit: c@rljones via Visualhunt.com / CC BY-NC-ND

 

 

新緑に輝く稜線

柔らかな曲線のせせらぎ

鳥の遊ぶ木々の膨らみ

 

 

でも僕は

君の肌を見たい

 

 

頬を撫でる風の音

繰り返す波の声

遠く囁く街のざわめき

 

 

でも僕は

君の声を聴きたい

 

 

幾代もの前の瞬き

漆黒の闇

流される宝石の光

 

 

でも僕は

君の瞳に映りたい

 

 

なによりも君が欲しい

どうしても君が欲しい

いつまでも君が欲しい

ただひとつ君が欲しい

君が欲しい

 

 

About The Author

coydog

コヨーテにも犬にもなれない。ここにある詩はある人への読まれない私信である。完全にゴミとして捨てる前の一時的な保管場所だ。